「阿佐スパで加納さんが来るとは思わなかったわ」仰る通り、自分もビックリな企画なんです。初日終演後、貸切の居酒屋で会員さんの皆さんと、恒例の交流会。ハートマークの女性達に囲まれた光石さんにも「お芝居お出になるんですね」そう、僕ら二人は、圭史くん新機軸の目玉商品なんですよ!札幌へは飛行機で来たのですが、それがハラハラで、僕は結城座の稽古があるんで他の俳優諸氏よりも一つ遅い便だったのですが、皆さんの便が何かの不具合で30分遅れ、結局僕と相前後して新千歳空港へ到着。僕の便も5分遅れたので、22:50発札幌行き最終JRが間も無く発車!なのに、預けた荷物がなかなか来ない 。ウシャ!タクシーで札幌までかいッ!?どうにか出て来た荷物を取って、駅へダッシュ!「加納さ~ん!」大遅れ便の中山くん達も、ギリギリセーフ!「アンチ~」関係者はどうにか皆乗れたけど、きっと間に合わなかったお客さん居たと思う。こういう状況なのに、空港利用者が大半の路線なのに、JRさん時刻通り発車するのね 。お花有難うございました。
2010年2月アーカイブ
{{assign var="epp" value=20}}元気な人は、山内君ご推薦のモツ鍋に行ったとよ。行きたかった~!でも疲れた~!福岡から飛行機で帰京したまま、結城座の思い出し稽古。PCを開く間もありませんでした。実は、3月18日の初日まで、阿佐スパの地方公演で不在の俺の代りに、田仁屋を指名しました。演出フレデリックの大胆で繊細な演出を見たり実体験したりするのを、伸び盛りの田仁屋に是非して欲しいと思ったのです。20日から3日連続、クオ・パオクンの超戯曲を三次元化する戦いに加わって、矢張り疲労してました。今朝、目覚めた俺の身体はドンヨリ 。そう言えば、昨夜、稽古後、田仁屋と飲んだ時、舌をシタタカに噛みました。この前のように出血はしなかったものの、今も大きな噛み跡が痛む 。今日の結城座の稽古場には、田仁屋が一人果敢に臨んでいた筈 。頼むで田仁屋!あのね、「宦官提督の末裔」是非見て下さい。戯曲演出共に世界水準で第一線な作品に俺あるっ丈です。お花有難うございました!
福岡ももちパレス、楽屋から舞台へ歩いていたら思い出した~ッ!1992年(住吉神社の翌年)、「三国妖狐伝」で来福してました。5周年記念に戦争物(第二次大戦の満州、ドイツ、日本を舞台にしました)作っちゃうなんて、32で既に俺戦ってましたね 。「女性客が多いのに!」と女性のお客様から怒られました(苦笑)。その時も、今回の阿佐ヶ谷スパイダースの福岡での興行をお膳立てした、同じ「株式会社ピクニック」さんの企画でした。その懐かしい方々とも再会出来ました。広島公演に引き続きお花有難うございます!「アンチ~」初日、誰も居ないのか!?と思う程、ド集中なさっているご見物。終演後、アフタートークが行われましたが、3人の個性が光るトークでした。いいトリオだな~。バラシがないのでスタッフの皆さんと焼き鳥!「粋恭(すいきょう)」二日間に分けて焼き、不必要な油を究極落とし切った名物「鳥皮」!何本でも行けます!一夜明けての本日、いつも辛し明太子ばかりだった「稚加榮」。福岡本店で昼定食を頂きました。夜のメニューは一万前後ですが、昼は1260円(税込み)ポッキリ!しかも500食限定。開店と同時に満席らしく、12時前には店前に行列。しかし大勢の仲居衆の見事な捌きで、次々店内へ。和定食と蕎麦定食の二種なのですが、なかにはイレギュラーの注文をする方も居ますが、丁寧に応対する様子が流石創業49年。広い生簀を取り囲むようにカウンターと小上がりの座敷。出入りの激しいランチタイムに、それぞれ好みの着物を着た仲居さん一人一人が、うまく皆の動きを見つつ接触事故も一切なく、そして通り際にご飯のお替りを要求する声も決して聞き逃さず、厨房へ注文を通して直ぐに「今、ご用意してますのでお待ち下さい」いやあ、参ったね。皆、少しお化粧が濃いのが福岡風なのかな(微笑)?
残暑の住吉神社能楽堂で「怪誕身毒丸」を上演、軽い熱射病になって以来かしらん。昭和初期に建てられた屋内仕様の能舞台で、冷暖房は無し!天井に溜まった熱気を逃がす為の窓は、老朽していて一切開かず、照明と大入りの見所の熱で、具合の悪くなるお客様も 。カーリー役で橋懸りから登場し数十分で激しい頭痛!!息も絶え絶えに終演、ホテルに直行して、その夜はノンアルコールでした。さて久し振りの福岡!村岡夫人のお誘いで鳥料理。六本松交番前の交差点から直ぐ、創業42年「とり福」。長年鳥を焼いた煙で、いい具合にいぶされた木造二階家は、午後6時開店と同時に満員!ポン酢を掛けた生野菜の上に串を並べて頂く、朝じめの鶏や豚の美味美味!!その後、圭史先生が屋台で一人酒と聞き、皆で押し掛ける。先生御用達の屋台「岡本」。トマトと卵の炒め物美味かったな~。〆は勿論ラーメンたい!
広島のお客様は、この挑戦的な新作を良く「感じて」下さったようです。繊細なこの芝居が、果たして千人規模の空間に耐え得るかと心配しました(個人的には、少し大劇場用の演技にしてみました )が、二時間集中し続けた客席は、カーテンコールを三度要求。中には立ち上がる方々もいらして、こちらが逆に仰天しました。終演後、中山っちお勧めのお好み焼き屋「八紘(はっこう)」この店は、素材を生かす為にか、特に味付けがあっさりでまさに「お好み」!やっぱり広島式が好きだな。
さ、本番でがんす(「ございます」の広島訛りだそうです。鳴流屋さん使い方正しい?)!
お花有難うございます!今日到着して本番一回、一泊して明日は福岡へ。「乗り打ち」でがんす!
長塚圭史君!三十路半ばの男は、果敢に自分と戦うのです。五十路の私は、明日から始まる阿佐スパ地方公演の合間を縫い、シンガポール人による超厄介な戯曲と、フランス人による超アバンギャルドな演出、375年の歴史を背負った日本人による江戸糸操り人形と、全てのパーツが「アングラ」で出来ている日本人の怪優、彼らと五つ巴の稽古に臨むのでした。写真は楽日前日にお誕生日だった、照明オペレーターの石井宏之氏に送られた可愛らしいシショートケーキ!
「ありがとうだわ」彼女を生み出した作者にお礼を言いながら、『女』は死んで行く、作者の自己再生、蘇りの代償として(アンチクロックワイズ・ワンダーランド)。最近、人の生き死にを耳にすると、妙な気分になる。僕はあと何年生きるのかしら。生まれた暦が戻って来るから子供になるという「還暦」の発想は、もしかしたら死への恐れを、気持ちの上で回避する働きがあるのかも知れませんね。写真は生前葬で頂いた「葬儀に正装して参列したスヌーピー(着物は手作りだそうです!)」。この子がフワフワとしてとても肌触りがいい!抱いてると何か子供に戻った感覚がする。50になって、とうに2週間を超えたオジサンの内緒話でした。
3月結城座「宦官提督の末裔」は海外公演が予定されてます。BESETO演劇祭絡みで北京に赴いた以来、取得した旅券は2000年に期限が切れてました。労働ビザの取得に時間が掛かるらしく、阿佐スパ本番中にどうにかしてくれ!という事で、手続きに代理人を立てるやら何やかや 。思えば、海外への初渡航(中学生の頃)は、成田以前の羽田でした。機内食の米がボロボロした黄色で先ずビックリ、シアトル経由のバンクーバー入りだったかしら?バンフの氷河が楽しかったが、滞在先近くのプールで、こっちも中学生のガキ(白人のそれよりは幼く見える)なんで、現地人らしき子供に「chinese!」と罵倒されたので「ノー!ジャパニーズ!」と、随分日本訛りのカタカナ英語でやり返すなど、10代らしい経験が思い出されます。旅券取得申請書に「緊急連絡先」の項があると、「まさか!?」が想定されててドキドキしますね。
NAO-TA!プロデュースVOL.6「rit.」拝見しました。主題歌「だんだん (小坂明子氏のオリジナルメロディが心地いい)」五十歳の話。俺も嬉しい50で居たいね。演出は我らが中尾隆聖氏、お世話になってます。天邪鬼屋、伊予屋、共にらしい所に居ました。写真は先日の雪の夜、下北沢に雪見障子がありました!
花組よりお姉さんの25周年で、今時のスニーカー時代劇。現場は是屋含め桐朋学園大学同窓揃いらしい。共通項の多い是屋の興奮で、今回の芝居作りの苦労話も酒席で聞けました。「エコー劇場」すごいね、ビル丸ごとテアトル・エコーさんです。大丸ピーコックある通りから山手のガードをくぐると直ぐです。