2009年12月アーカイブ

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墓参り

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ここ数十年、毎年大晦日の行事。今ある自分の原点、3歳の僕に歌舞伎を見せた親戚が眠る墓をお掃除。歌舞伎、新派、新国劇、お茶、骨董集め、アーティストのパトロネージュ、俳句集も自費出版する趣味人でした。以前は大晦日の墓地なんて、人っ子一人居ないに等しかったが、ここ数年は、都心の道も空いているこの日狙いの方が増えているようです。

仕事納め

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阿佐スパ年内最終稽古。なんと通しちゃいました!年末年始の休み中も「深刻なお正月を過して下さい」と新婚の圭史氏からの訓示の後、納会。池鉄氏「加納さんて、とても怖い人だと思ってました」ご免なさい、それ年齢のせいかしらん。どうも、喧嘩大好きアングラ連の末裔と思われてるらしい。勿論、あったま来てる業界人は幾人も居ますけどね…。それを言えば、30代の君らだって…。ポリシー持ってる人間ほど、色々ぶつかりますよ、当然。アートに従事してる連中だからこそ、好き嫌いが言えるでしょ、当然。

阿佐スパ後半戦!

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20091228163236.jpg役者の人物造形と演出の時空間処理の競争になってます。早くその流れに乗ろうと必死っす。複雑な構造の戯曲ですが、役者の芝居はともかく等身大、いや実物大を要求されてるかな?ここがポイントのような気がします。嘘のつき方と真実の説得力のギリギリな感じがかな…。現場にいらっしゃる若き演劇人と芝居の話すると、時代の差やら共通点やら面白いです。池鉄氏に、学生時代「怪誕身毒丸」見ましたと言われ、仰天な1日でした。写真は稽古場から見えた、美しき夕景です。

掛け持ち最終日

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結城座年内最終稽古(再開は2月)、確認しつつなのでブチ切れなのだが全幕を通す!夕方から阿佐ヶ谷スパイダーに合流。顔合せ以来、ようやく全出演者集合。絡みの多い相手役も本番通りになりこれからが楽しみ。圭史君も内容的に初試みで、同じ実験に挑む俳優連と真摯に話し合い。俺30代の花組でも色々試したね…。この時期から色々変わりました。これを経たから今があるのは確かだけど、それを判って頂ける長年のご贔屓が有難いですね。掛け持ち最終日の偶然で、大野組がクリスマスの飲み会と聞き、酒とツマミを抱えて合流。P4やら双数やら、話題が広がり楽しかったです。メリークリスマス!

ディスカッション

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出来上がった文字の向こうにある世界は?「演劇」の可能性に託された挑戦について、劇作家長塚氏からの問い掛けに、出演者一同あれやこれや…。30代の演劇人の「演劇」に対する姿勢をちと垣間見た感じ。ふ~ん、30代の役者ってそんな風に取り組むのか…。俳優と演出家、単眼と複眼程の大きな「見る目」の違いがあると俺は思う。これは年齢ではなくて、「俳優」の有り様の違いなんだろうな。

気付きませんでした。

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20091221173419.jpg3棟の建築中高層マンションのクリスマスプレゼント、事務所からは見えませんでしたが、T社の電車向きにアピールしてたんですね。地元より宣伝か…。今だに建設反対の幟が一部にあります。右の模様は何だろう?

阿~結(省略し過ぎ?)

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20091217234020.jpg二つの現場とも、皆で考え考え、西欧の匂い紛々としてます。掛け持ちで流石に疲労を感じつつありますが、毎日昼夜で頭を切り替えるのが、お脳にはいい刺激になっているようです。写真は二子玉駅前、街路樹のイルミネーション。マンション完成後は目印になるだろうが、防寒の布が巻かれ、植えられて間もなく、おそらく根付いてもいないであろう樹木、殺風景な工事現場で、近隣の皆様へのお慰みにとこんな目に会ってます。頑張れ!

阿佐ヶ谷スパイダース~結城座

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暫定配役発表後、おいおい、こっちも2日目で立つのかい!?長塚氏果敢です。ワークショップでも行った、ウォーミングアップを兼ねたゲーム(?)で皆身体をあっためて、イザ「ともかくやってみようブッツケ立ち稽古」始めッ!1回目で、演出&俳優が発見出来たプラスマイナスを確認し合って2回目。あちら(結城座)同様こちらも、答えの見えない未開の領域へ踏み出しました。一方、あちらは、ずっとしかめっ面して臨んだ稽古場を離れ「親睦会」と称しての飲み会となりました。フランスでの現場、60年代の日本演劇の記憶、日本古来の傀儡(くぐつ)族の伝統、横にも縦にも広い話が交わされました。伊予屋さん御老屋さん、10年前の「我らヒーロー」でのこぼれ話も聞けましたよ。

結城座~阿佐ヶ谷スパイタース

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20091214221633.jpgフレデリック氏が既に本番想定の細かい演出に移っていて、現場は諸々フル稼働です。夕刻、結城座の稽古場を途中で失礼して、急いで阿佐スパの現場へ!客席からは見ていた30代の皆さんと、読合せにしろ絡むドキドキが楽しいです。長塚君の帰朝一作目の本が、ともかく刺激的で油断がなりません。稽古終了後、一部の皆さんと飲み会。びっくりする程、フランクでしかも気配りというか、言えば頭の回転の良さと場の読みが自然な皆さん!これって阿佐スパに出演なさる皆様特有のものなのかしら?だとしたら、長塚氏や伊達っち、中山君の人柄なんでしょうかね。心地良い興奮と、1日の気持ちの良い疲労を覚えながら、二次会ならぬ部屋飲みをしております。写真は二子玉駅近く、建設中のビルに飾られたツリー!昨年は事務所近くの殺風景な鉄骨むき出しの高層マンション屋上に、巨大なツリーのイルミネーションが出現しましたが、そのビルは既に外装は粗方整い、今は内装工事の真っ最中なのか、余計な装飾は無し…。ともかく再開発の完成、2011年秋にワクワクです。

原文は英語だが、イギリス人でもアメリカ人のそれでもなく、シンガポール人独特の表現だそうです(フランス人の演出家フレデリックの証言)。言葉一つ一つを吟味する稽古になったここ数日、語彙の違いから、英語を訳し切れない日本語そして仏語の問題に直面してます。海外公演が予定されているので、音声の聞え方に敏感な演出家に、あるッ丈どう応えるかの毎日です。字面の情報に頼れない「声音」の大事さに向き合っております。

武蔵屋50!

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20091212012007.jpg稽古終わり、打ち上げにギリギリ立ち会えました。そして極くこじんまりと下北で二次会。バースデイにかこつけて、おい馬鹿野郎ッ!な憂さ晴らし(聞いて!聞いて!なレベルだけど…)さして貰いました。おいお前ら、再度蒸し返したら、俺切れるよ(独白でした)。写真はほんの一ヶ月未満違いな二人っす。

始まっちゃいました、顔合せ!僕にとっては初共演(あ、伊達っちは別っす)の皆様ばかりなので、個人的には身が引き締まる感じなのかな?そんな中、長塚くんの、何処までも朴訥で自然な気配りが引き立つ。そんな空気に浸り切る間もなく、結城座の現場へ駆けつける。始まっちゃいました、掛け持ち!とんでもなく「大雑把」だけど、4日目で『通す』とはッ!?「安全ネットを張らない空中ブランコみたいでした」通しを終えて、フレデリックの感想が的を得すぎ…。だって、台本持ったまま人形操って、段取りも不安定のまま、ともかく通しちまえ!だもん。「トレビアン!皆さんのお陰で、この後の稽古が捗ります」嬉しそうな演出家に、お互いゼロからの創作だからこちらも嬉しい。

宦官提督の末裔/第一次稽古三日目

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稽古の合間に伺った、流石伝統!のお話。当代(十二代目)結城孫三郎氏のお祖父様九代目さんは、歌舞伎や落語の名前も持って居た程多才だったとの事。ご子息の十代目(雪斎)さんは幼少から六代目菊五郎に可愛がられ、猿回し与次郎(「近頃河原の達引」俗に「堀川」)を勤める時の糸操りの猿は常に「結城に」という具合だったそうです。十七代目勘三郎が与次郎を勤めた折は、例の六代目崇拝からか「結城に」という事で、当代がお兄様や妹の千恵さんと交代で操ったそうです。その時の伝兵衛が十四代目守田勘弥、お俊が七代目尾上梅幸というから、もう生きた歌舞伎昭和史です。その上、当代は武智鉄二氏の元で古典を学んだという経歴。結城座には大歌舞伎では既に埋もれた作品も幾つかレパートリーにあるそうで、「鵜飼の勘作(日蓮聖人御法海)」の女房お伝の狂いは雪斎氏の十八番でした。歌舞伎では六代目歌右衛門が「莟会」で一度復活した以来絶えてます。結城座初演と伝わる「先代萩」の政岡は、現行歌舞伎にはない古い型が残ってます。こんな重層な歴史に培われた現場で、フレデリック(演出)やローラン(美術)と共に、新しい演劇を作ろうとしてます!

宦官提督の末裔/立った!

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もしかすると(演出)の予言通り、2日目で立ち稽古!演出家がこんなシーンにしたいなの一言で出て来る!出て来る!様々なお人形。一つのイメージを聞いて「あ、〇〇(タイトル)の〇〇(役名)」「あ、あれね」と倉庫に向かう座員が運んで来た人形たちのバラエティー!あ~あ、役者もこれだけ引き出し増やさないとね…。

宦官提督の末裔/第一次稽古初日

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通訳交えてなので少し手間が掛かりますが、濃厚な6時間でした。ともかく今まで読んだ事もない形式で書かれた戯曲で、演出家の提案を聞き、ああかな?こうかな?の読合せでした。この予備稽古で、演出の様々な可能性をフレデリック氏が持ち帰り、来春の本稽古に備えるという仕組みです。暫く、370年の歴史ある「結城座」の稽古場通いが続きます。

寄り合い~忘年会

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寄り合い=総座員による会合。いろいろな報告や取り決めを話し合います。数えて71回目!劇団初期は、帰属意識を高めたかったので、随分頻繁に開催して、様々なルール作りを議論しました。最近は年に1、2回かな?来年のラインナップを報告し、諸問題を提案しましたが、いい結論が出たように思います。座員諸氏よ、頑張ろうな!それから忘年会となりました。ほっこり飲み明かしました。

十二人の怒れる男/コクーン

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誰もが認める高水準な舞台でしたが、あえて二言三言…。四方を客席が囲む演出上仕方ないが、入り口のドア、そこここの窓が無対象の演技で表現されるのが、上手く表現する程実は煩わしい。八号が最初から「裁き役」然としてるのが回し者風で勿体ない。ふとした疑問から始まる確かな説得力が薄いので、三号の主張に同情票が集まり気味なのは、戯曲の狙いからすると、本当はイビツな気がする。映像畑の出演者の声量とカツゼツの悪さが目立つのが可哀想。配役の妙という評もあるようだが、幾ら上手くてもニンが違うと思われる方も居るように思ったが、こちらの基準違いなのかな…。様々感じた事がありましたが、ともかく同業者としてやりたくなる、魅力的な舞台であった事は、隠れもない事実です!

海を行く者/PARCO劇場

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顔触れの濃さと好評だという噂だけで客席に座り、これがアイルランドに伝わる民話(?)を換骨堕胎した現代劇と次第に知れるにつれ、深い興味を覚えました。最初は、巧者な俳優達の芸尽くしを楽しんでいましたが(それはそれでチケット代だけの事があったと思います)、戯曲に込められた思いが見え出すと、贅沢な才能付きの深い深い寓話なんだと、更なる奥行きを感じ、それこそ固唾を飲んで拝見しました。こういった大人なプロデュース公演でも、駆け出しの若手が参加していて、その演技落差にハラハラしたりしますが、このメンバーにそんな気遣いもなく、戯曲と芝居の巧みさに心地良く酔えた舞台でした。

ええっと、Zepp東京お初でございます。あらら、フジテレビさんのお近くなんですね。来年5月に無くなるというのは本当ですか?旧ドイツの退廃と、現アメリカの退廃が、一人の人物を通して同次元だと思い知らせる設定が、先ず愉快かな。権力が正義を気取る限り、どれも同じ穴の狢。自分的には当然飽きても仕方ない(少しロック嫌い)、圧倒的なロックなのに持続出来たのは、変化に飛んだ作曲編曲の豊かな表情がこのミュージカルの身上と見た。英語が判ったら、きっともっと深く入り込めただろうに…。殆どコンサート会場な空間を、演劇的背景で埋めた最新LED画面の素朴な面白さ。一俳優として、音楽の圧倒を妬んだ舞台でした。ドリアン~ヘドウィグ、華麗な振幅を見せてくれた耕史君、お疲れ様でした。「ヘドウィグ」は貴方の物です。キーボードの前嶋氏が、ドリアンのクラシック調の時と同じ佇まいで、ちゃんとロックしてました。

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