2009年4月アーカイブ

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ナイルの死神

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20090430144113.jpgチラシ用のイラスト完成。今回も岡田嘉夫氏にお願いした。案の定、スゴイものが出来上がって来た。まさに「KABUKI-ISM」!写真は、事務所に来た僕!ショウザブロウです!随分男前になりました。怖がりで伊予屋の手の中で固まってました。手を出すと誰に対しても「シャーッ!」

告別式/藤間紫さん

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色々な意味で「大きな方」だったんだなあ…。紫派藤間流の皆さん、そして猿之助一門の皆さん、これから助け合って紫さんの遺志を繋げていって下さい。そして、様々なものを失ってしまった猿之助氏を支えてあげて下さい。香川照之さんが、遺族として列席なさってました…。

ベゴニアとしあわせ

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等身大の芝居はディテールが大切だと痛感。会話の一つ一つ、動きの一つ一つ…難しい。マンション取り潰し、由美の結婚、まり子の独立、を以てこのシリーズは完結。大森氏の方言は、広島生まれ育ちの弟(鳴流屋!)も舌をまいたと聞きます。ま、大森氏広島生まれらしいのですが、誕生直後に上京、方言を話さないご両親に育てられたとの事。胎内で学習していたのか!?耳がいいんでしょうね。ロバ君とは真逆の静かな芝居をした伊予屋。あのほんわかさは絶品だね。フォアグラの前菜…。随分以前、超高級フレンチをゴチになった時、フォアグラとトリュフが幾枚も重なった究極(この二品は相性がいいのだそうだ)の前菜を食った。きっともう二度と食べられまい。美味かった…。

十一変化

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那河岸屋ライフワークの日本舞踊修業途中経過拝見。こちらのお稽古場は、清恵先生の大方針でごまかしのない爽やかな「おさらい会」なので、いつも気持ちいい。那河岸屋ここ暫くの苦労の成果、常磐津「駕屋(かごや)」。忠臣蔵十一段をパロディにした十一変化の六段目部分だそうで、お軽を連れ去る駕籠屋を主人公にしたというもので、そいつの弁当を盗んだ犬(池原祐子さん好演!)と絡むという洒落た作品。そう言えば「道行旅路の花聟」も元来パロディ作品だったものが、余りの人気で本家に昇格したのです。舞踊の世界にはほとんど足を踏み入れていないので、歌舞伎一辺倒の俺には大変珍しい逸品。2006年の夏に、三津五郎戈が歌舞伎座で踊っている。この時は、わかぎ氏作・演出「たのきゅう」目当てだったので、「駕屋」は未見。大和屋さんは、息杖の件は首抜きの浴衣を脱いで、赤縮緬の下帯オンリーで踊っている。体の線がモロ見えなんで、余程自身がないと…。那河岸屋、手の込んだ振りの数々に大健闘!風俗舞踊らしい柔らか味が欲しいが、これは追々でしょう。先ずは骨格から!という、清恵先生の教え通りに育っているようで、彼への信頼度も高いとのこと。那河岸屋さん、お次はな~に?おっと、ベゴニア楽しみッス!

井戸端ラジオ

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今年2月分は、どういう運命の意図か、ほとんど完全幻の回になってますが、岡本綺堂「番町皿屋敷」クライマックスの極く一部を、那河岸屋と読みました。各責任者(俺、武蔵屋、オーニョ、咲酒屋)のカラーも出揃いつつあります。取り上げた作品や、ラジオドラマにした時の音楽などの権利関係で、音源や内容の二次使用が難しいものとなってます。ま、最近は、You Tube(これは映像か…)やら、権利所有者に断りなしに採録する世の中(お陰で、話題のスーザン・ボイルというスター誕生の瞬間も見れる)ですが、ともかく実際にFM世田谷を聞くしかない!しかア~し、一駅違いにある放送局からの電波が、日中雑音だらけというはどういう事か?夜間や休日はキレイに聞えるというのは、自動車のせいかな?それでも、地元局は情報が身近だから、え?そんな所にそんな店があるの?あ、そこ知ってる!朝方は、東急全線の遅延情報などを生で知らせてくれるのも嬉しい。井戸端ラジオ、そろそろ二巡目、次は何読もうかな?

可児市文化創造センター

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20090424213629.jpg「見に来ない?」珍しく地方の劇場視察に誘われる。住所でいうと、岐阜県可児市下恵土3433-139。とんでもないものが丘の上に…。「主劇場」はオペラも出来る。「小劇場」は、東京で言えば中劇場規模。贅沢な裏の設備、市民に開放されている、音楽スタジオ(大小合せて4つ)、美術ギャラリー、演劇稽古場(大小)、パーティルーム(150人程度)、映画館(100席)、和室(24畳!)、大道具制作室、家一軒用の建材が製作出来る程の機材のある木工作業室、etc.しかも市立なんで使用料は二束三文!実際、平日の昼下がり、随分な市民が出入りしている。外見が華奢なのに、これだけの設備を内包しているのは、とにかく敷地の広さなのかな?いや~、まいった…。写真は、紹介冊子にある「小劇場」の頁。
追伸。一階のレストランが低価格で馬鹿ウマ!ご馳走して頂いたコースが1200円らしいのだけど、前菜(ソースが美味かった)~スープ(グリーンピース?が濃厚)~メイン(野菜と魚とホワイトソースが重なってる。パンorライス付き)~飲み物とデザート(季節のイチゴがゼリー寄せに)。プチフランス料理で、この値段とは…。5月30日の夜は、ディナーと共にベリーダンスを見る企画があるようです。他のテーブルには、地元主婦のグループが幾つか。野外、芝生の広場には親子連れがピクニック。根ざしてるね。

ブラックアウト

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20090421224939.jpg飲み慣れてる人が案外なるといいます。やっちまった事が記憶にない状態を言うのだそうです。自戒々々…。ペーター・ストルマーレ(ピーター・ストーメイア)演出「夏の夜の夢」で、パックが「暗転!」の英訳として「ブラックアウト!」と叫んでました。写真は、某閉館劇場の「8・7=はな」の座席プレートです。お宝!昨夜の「ゲルマニア」では勧められてホワイトアスパラ食べました!

マイ・フェア・レディ

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20090422193342.jpg歌と演技に充実の主役陣、歌唱力重視のアンサンブル、いいんだけどなあ…。『翻訳劇』しかも、「英語」文化の根幹に関る内容。「コクニー訛り」~「キングスイングリッシュ」。この違いを主題とする内容なんで、翻訳面で根本的な無理がある中、随分健闘していると思う。同時に、映画版、そしてジュリー・アンドリュース含め初演版のレコードを散々聞いて来た身としては、音曲と言語がどれ程密接かを思い知る。「エイ」を「アイ」と発音してしまう訛り(イギリス系のオーストラリア人もその傾向があるらしい)。「day=デイ」が「ダイ」になる。つまり「スペインの雨は主に広野に降る」は、「ザ・ライン・イン・スパイン・スタイズ・マインリ・イン・ザ・プライン」を「ザ・レイン・イン・スペイン・ステイズ・メインリ・イン・ザ・プレイン」と直す歌なのです。日本語版で「広野に降る」を「イロノにウル」としていたのは、コクニー訛りが「H」を落とす癖を踏襲してますが…。初演版のドゥーリトル親父を演じたスタンレー・ハロウェイの歌は、超コクニー訛りで先ず英語に聞えない。でも、年月を掛けて、4時間弱の芝居を3時間ちょいに縮めた功績は素晴らしい。「放浪記」も、潤色・演出の三木のり平氏が、5時間を3時間に縮めたそうな。終演後、石井氏流れで、浅丘ルリ子さん主演「蜘蛛の巣」の稽古を拝見。ベテラン揃いの現場が羨ましい。写真はその後入ったドイツビアレストラン「ゲルマニア」。連日生演奏のドイツ音楽で、日本で数組しかない、カウベルの形をした、ドイツ版ハンドベル!

新宿

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20090421232608.jpgシアターアプルでお世話になったY氏を囲んで。コマとアプルの入り口はぐるりトタン張り…。立ち退きが済んでいないので、取り壊しが遅れているらしい。芝居見物の皆さんがたむろしていた所には、お客を探す黒服が幾人も…。この辺りに来る事もなくなっちゃうのかな。二軒目は横道勤務の「カンガルー」。お気に入りのメニューを出前してもらう。「牛すじ煮込みかけご飯」いつ食べても美味い!ゴールデン街が最近賑やか。異邦人用のガイドブックに掲載されているそうで、肌の色の違う方々が随分来るようになったのだが、外国人はチャージを嫌がるらしく、チャージなしの新規店が幾つか出来たのだそうだ。写真「雨のゴールデン街、いいねえ…」

同時進行

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20090420100104.jpgここ数日で、来年の花組芝居ラインナップがバタバタと決まる。それをいい潮に、ヌーベルの配役に頭を抱えている、その頭の切り替えに、来年の本公演用の脚本をいじり出してみる。止まらん。少しずつ演出のイメージも浮かんで来る。この作業に飽きたので、再び、ヌーベルに戻る。あ!ここを変えてみよう。うむ、ありだな。又、来年に目を向ける。スムーズに筆が進む。同時進行って、リフレッシュ出来ていいな。朝食~ウォーキング~執筆~昼食~続・執筆~晩酌。今、このサイクルで日々過ごしております。写真は「まだまだ満開八重桜。開き過ぎで、重くって皆下を向いてます」!

木登り

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小学校低学年頃かな?大井町線が二子玉から上野毛向かう途中、今も土手状に高くなってますが、その斜面に大きな桜が植わっていて、おそらく全国の男の子たちがやる「基地」なんてもんをしつらえ、しょっちゅう登って遊んでましたね。昔は、あちこちに空き地がありました。珍しいのは、田園都市線が瀬田交差点の手前で地下へ潜る所も、元は「玉電」が地上を走っていて、廃線になって随分暫くほったらかしで、草ボウボウの線路が遊び場でした。細い丸子川の上を土手を築いて高く跨ぐ、殆ど枕木とレールだけの橋を渡ってましたね。今考えると、川面まで何メートルあったろう。高所恐怖症の自分なのに…。玉川高島屋ガーデンアイランドが建ってる所も、昔は暫く空き地でしたね。そう言えば、空き家も多かった。窓も扉も朽ちちゃって、もう化け物屋敷ってのが幾つかあった。外から石投げて残った窓ガラス割ったり…。そんな風に遊んでた友人とも、夕暮れにはお別れでね。今も夕景って、物寂しい感じがします。

続・若葉

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20090417092030.jpg環八から見える、等々力渓谷の新緑です。今日は肌寒い。『盟三五大切』稽古用台本完成!「花組HON-YOMI芝居」の時より4ページ増えました。あの時は、『かもめ』同様、只々短くする事だけ考えてたから、無茶しました。来年のラインナップも、着々と!決まりつつあるこの頃であります。

若葉

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20090415092305.jpg等々力不動尊境内の新緑です。ウォーキング始めました。キリスト教圏では今「イースター」だそうで。イエスさんの復活をお祝いし、色付きのゆで卵を配る。幼稚園で貰った覚えがある。あれって食べるの?食べた覚えがない。バザーも催されてた。卒園式に確か聖劇をやった。好きな女の子がマリアで、旦那をやりたかったのに、博士に回されてフテてた…。

一世一代

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4月28日(国立劇場)の「舞踊の粋」公演に、一世一代として藤間紫さんご出演のはずだったのですね…。代役は玉三郎さんだそうです。読売新聞の「YOMIURI ONLINE」というサイトの連載記事(紫さんのインタビュー)で、生い立ちから最初のテレビ出演の辺りまでで連載はご逝去により終了しています。諸々「間に合わなかった」という感じですね。随分、お具合も悪かったらしいのに、本当にギリギリまで後々の事を考えていらっしゃった…。残した方々を思えば、さぞ無念だったろうと思います。

意外にね…。

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第一回目の「恐怖時代」が好評頂いたとは言え、もう2年前…。移り気な今の世相で、第二回目の『花組ヌーベル』と言っても、あからさまに地味な公演…、にも関らず!ジワジワと動いてまっせ。チケットお早めに!ダイアリーを辿ってみると、どうも二年近く振りに、まとまったお休みを頂いてます。この日誌の頻繁さがその証拠。でも芝居三昧、仕事部屋の大掃除(まだ終っていない…)、予定される公演の準備、は少しずつ前進しております。実に有意義なんですが…太った…。

全四部構成演出の全てを、新橋演舞場『和宮様御留』でお世話になった竹邑類氏が担当。芝居(『弥太郎笠』脚本=赤塚幸信氏)はテンポ良く、ショーも随分洗練された印象。アンサンブルのお顔触れも半分以上一新のようで新鮮。何より盆付きで額縁のタッパも確保出来るサンシャイン劇場なので、奥行きがあり照明も映える。ご挨拶で「今回、1秒の早替りをやります!」と宣言。基本的には引抜きなんだろうが、鮮やか過ぎて唖然。共演に、「柔道一直線」「刑事くん」からすると、とても渋みが加わった櫻木健一氏、懐かしい「コメットさん」に子役出演していた西崎緑氏。SKD出身の方々が、洋風日本舞踊を楽しそうに。昔、浅草国際劇場で見た『民謡メドレー』は面白かったな…。超早替りショーの一場面、お納戸色引き着の芸者姿で踊ったのが、本格日舞(振付=西川瑞扇氏)で良かった。大衆演劇の舞踊ショーで、女形の足拍子や手数(てかず)の多いものなんか、滅多にないものね…。

夏日!

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今、東京は25℃を越えてます。小学校の一時、「かのう」からの連想で「観音」と呼ばれていました。「奏音」ちゃん、お健やかに!4月8日のFM世田谷、聞き損なったのですが、「つんでれ(笑)」でしたか。

三文オペラ

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「同化演劇」と「異化演劇」。同化チームの最右翼は歌舞伎。そして異化はブレヒト、と大学で教わりました。しかも今も現役、「ブレヒトの芝居小屋」を拠点地とする「東京演劇アンサンブル」幹部「入江洋佑」氏に、大学で役者の実践を学びました。ま、大学の授業なんで、入り口レベルでしょうが、「同化演劇で一番は歌舞伎だよ」と言われた時は、ビックリでした。「定式幕が明くと、書割の御殿やら山と川だろ。お客はそれを見てドラマの空間に『同化』するんだよ」それに倣うと、宮本氏の舞台は、実に「異化」に忠実。ドラマや人物に感動せず、主義主張に共感する「異化演劇」を、実に今風にアレンジしたように想う。そのせいで、登場人物が随分類型に陥ったのは、役者&演出、双方の責任でしょう。しかし、亜門氏のセンス全開の舞台で、同業者としてはとても刺激的でした。客席には、山田邦子さん、小池栄子さん、神田うのさん…、興行的にも確かという計算も、実に「ブレヒト」でしょう。だって、あんな愉快な、エンターテイメントな音楽を作るクルト・ヴァイルと「組んだ」のですもの。

ウィキッド

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俺、グリンダやる(何時?何処で?)!それが駄目だったらモリブル(あの衣裳が着たいんだろ)!脚本はまさに、定九郎を善人に仕立てた(菊宴月白浪)南北的視点。本歌取り文化の日本のお株が奪われた格好です。そこに、仮想敵を作ってグループ(友人間~国家)の結束を企てるという「政治力学」まで織り交ぜて巧み。グリンダが何故やりたいって、こういう振幅の大きい役大好き。高飛車で可愛くって、能天気なのに一途、そして本人も認める人気者なのに、彼女は肝心なものを全て失う…。誰からも愛されるのに、望み続けた愛を取り損ねるグリンダ。誰からも愛されなかったのに、最後に本当の愛を勝ち得るエルファバに比べると、実に難しい役だと思う。久し振りに飯野おさみ氏(オズの魔法使い役)を拝見。懐かしいな~。全くこの劇場にはバトンが何本あるんや!?という装置。わざとシンメトリーを外した衣裳。きらめきまくる照明。PA効き過ぎの音響が残念かな、折角生オケなのに。見事訓練通り歌い踊り喋る役者たち。「バラつき」「ザラつき」を廃するのが「四季流」なんでしょうね。

夜桜

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20090408202709.jpg恒例「事務所で花見」。今年は「BASARA」チームからのお客さんも加わり、ワイワイ。「やべえ、酔っ払ってる」「水飲めば?「いや、今夜は呑みます」丸!ちゃんと帰れたかい?姿造り、なかおちの和え物、そしてしゃぶしゃぶ、と鯛尽くしを堪能。あ~、二日酔い…。


うわッ!舞うさぎさん、ご出産おめでとうございます。カルシウム沢山摂取して下さいませ。

ナナさん、取り損なった、小手鞠のような可愛い花の写真有難うございます。お礼に満開の枝垂れ桜から見たお月さんです。

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