いつものラーメンが・・・[つぶやき]
(08/05/25 00:00) by webmaster


今年の上半期は、実に俺らしくない、素敵な出会い、素敵な再会に満たされている。
嬉しい限りである。


5月24日
本日、約8年ぶりに「映画の現場」に参加させていただいた・・・
「韓国」ではなく「日本」である。
幸いな事に「食事班」でも「残飯処理」でも「日傘差し」でも無く「役者」としてである・・・
大林宣彦監督作品「その日の前に」
・・・「木田さん」に参加して戴いた「大林組」大久保正通さんの御好意により「チーム木田さん」は大林組に参加させて戴いたのである。


早朝7:30現場入り。
とある住宅地での撮影。
すでに数十人のスタッフさん、監督、監督夫人が準備をしていらっしゃる。
大久保さんを通して、監督夫妻にご挨拶。
しゃく「ご無沙汰しております!」
監督「やぁ、よく来たね」
夫人「久しぶり、変態課長さん」
暖かい言葉、柔らかい手で握手・・・

現場はとても和やかな雰囲気、スタッフさん、キャストさんは皆さん笑顔である。
素敵な現場である。
ただ一人、素敵では無い男「パブロフのしゃくれ」
映画の現場、体細胞が勝手に8年前に戻っている。
遠くからスタッフさんに「磯村さーん」と呼ばれると「はいっ!!!」走ってしまう。
スタッフさん「出番迄時間がありますので座ってお待ち下さい」
しゃく「はいっ、有り難うございます!」
しかしながら、座る事を拒否する我が身体。
スタッフさんの邪魔にならない様に隅っこに立っている小デブ。
スタッフさん「では磯村さん出番です」
しゃく「はいっ!!」
ワンシーン、スリーカット。
数秒のシーン。
その為に数十人のスタッフさんが全力で動く。
凄まじいエネルギー。
にこやかな大久保さんと目が合う・・・
「ヨーイ、ハイ!!」
数秒のシーン、一言の台詞。
「カット!!!」
無事に終了・・・
スタッフさん「磯村さん全編終了です!!」
拍手・・・
脳天から汗、汗、汗。
監督「お疲れ様、今度また、ゆっくりね」
柔らかい手で握手。

名前のある役でもなく、目立つ役でもない。
ひょっとしたら映ってないかも知れない。
しかしながら「役者」として「映画」に参加させて戴いた。
我が人生、3ミリ進んだ様な気がした・・・


戴いたロケ弁当。
喉を通らず。
鞄にしまい込んだまま電車にて帰途。

午前11:30。
俺はいつもの様に近所の「長浜ラーメン屋」に飛び込んだ。

染みるぜ・・・


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