チラシ・表  チラシ・裏
 表(180kb) ※クリックで拡大※ 裏(124kb)

浅草レヴュウその華やかなりし頃

様々な芸術、文化、そして芝居、レヴュウ。
人間が最も求める『娯楽』という言葉の元に華やいでいた頃の昭和初期の浅草。
その時代からこの物語は始まります。
庶民の娯楽である舞台作りに命を賭ける人間達。
そしてその浅草に何百年も住み着き、そんな人間たちとの優しい共存を願った狐。人より秀でる事に賭けた狐。孤独に生きることを望んだ狐。
やがて太平洋戦争に突入して行く悲しい日本の姿・・・・・・。
そんな状況の中で、物語は進行して行きます。
その脚本には日本の歴史の中の興味深いエピソードを題材に娯楽性溢れる作品に仕上げる事に定評のある劇団☆新感線の中島かずき。この作品は、本年度の岸田戯曲賞を受賞した後の書き下ろし第一作となります。
演出は加納幸和。花組芝居の座長であると共に、劇団の演出・出演を毎回こなしながら、外部公演にも積極的に参加しています。又、最近においては、劇団以外の大劇場公演の演出も手掛け、さらなる活躍が期待されています。



魅力あるキャスト

他では見る事の出来ないであろう多種多様の魅力あるキャストの面々。
主役・ギンコには宮本信子。天真爛漫のバイタリティーあふれるその素顔と共に、自分の趣味の中で、三味線・小唄・長唄・日本舞踊、ひいてはジャズダンスを踊り、ジャズシンガーまでこなす彼女の真骨頂と言うべき役なのではないでしょうか。
そのパートナー・鉄之介に村田雄浩。テレビの画面で見せるコミカルなその姿と対照的に、細かいところまで人間味を出してくれる鉄之助をお見せできる事請け合いです。
誉に橋爪淳。様々な女優を相手に多くの舞台を確実にこなして来ている彼ですが、今までないこの役に、他で見る事の出来なかった新しい面を発見して頂ける事と思います。
唐木田に故・柳家小さんを祖父にもち、平成9年に戦後最年少の真打昇進を果たした柳家花緑。ジャズダンス、ブレイクダンス、ピアノを得意とし、最近では寄席の他独演会"花緑ごのみ"を展開し、各地で好評を博していている彼の新鮮なキャラクターは新しい観客層への大きなアピールとなって行くでしょう。
幻の歌姫・楼蘭には今年1月に『エリザベート』のエリザベート役で宝塚を退団した大鳥れい。宝塚トップ娘役であった華と、在団中から定評のあった演技力で正体不明の妖艶な美女が現れます。
そして、ギンコの宿敵となる御子柴大蔵には中条きよし。ダンディな外見と裏腹に果てしない野望を持つこの役にはまさにうってつけの大きな存在です。
又、花組芝居の華やかな面々の力を借りて、今までにない新しい形の心から"楽しめる芝居"をお届け致します。

戻る