2010年12月アーカイブ

{{assign var="epp" value=10}}

よいお年を! 

| 修正

読み合わせ2日目。これで年内活動終了。

書き換えてきた台本をみんなで読む。

みんな、ごめん!役が増えました。

現段階で6人で40役あるわ。あはは。

本もこの方向性でいこう。

ここからは作家・大野から演出家・大野にバトンタッチしまーす。

 

HPをご覧になっている皆様、

今年もお世話になりました。来年も宜しくお願いいたします。

文豪シリーズ集大成「六人のへそ曲り」でお逢いいたしましょう!

 

へそ曲りプチスタート。 

| 修正

12月21日夜から豪雨
そんな中、1月4日の本格稽古を前に
役者に集まってもらって、読み合わせ。
みんなの意見を聞いたりして、
大野再び台本に手を加える。

もう少しへそ曲りな台本にしたいんだよな~。
どうしようかな~と悩み続ける。

≪第二回・文豪之墓参り≫

①青山霊園編

最初は、尾崎紅葉が眠るお墓へ。

尾崎紅葉の墓.jpg

うーん、紅葉より父の供養塔の方が目立つ(笑)。

墓地内にある紅葉が綺麗だ。

もみじ.jpg

今回は水下兄貴が貴方を演じます。

きっとものすごくパワフルな尾崎紅葉になるでしょう。

 

他にも、
・斎藤茂吉(歌人・精神科医。太宰を診た事もあるとか)
・谷崎潤一郎(恐怖時代以来ですね)
・国木田独歩(今回登場予定。クリスチャンだけど、お墓はいたって和)
・星新一(鴎外は大伯父にあたるそうだ)
ら文豪が眠っているのでみんなにお参り。

政界の
・大久保利道(墓でかい)
歌舞伎界の
・六代目中村歌右衛門(加納さんも来たかな~?)
・渦中の市川団十郎家
のお墓にもご挨拶。

ここには陸軍、海軍の将校さんのお墓も多い。

こんなに広い中に、いっぱい人がいたら楽しいだろうな~。と思ふ。

(どうでもいいが、名古屋にある大野家之墓がある平和公園もメチャクチャ広い)

 

②雑司ヶ谷霊園編

まずは夏目漱石にお参り。

夏目漱石の墓.jpg

3年半前『ザ・漱石』の稽古前に来たのだが、

その時はお線香に火をつけたら、ものすごく出火し、

大井さん、秋葉さんと懸命に消火したのを思い出す。

今回もお世話になります、漱石先生。

 

続いて泉鏡花にお参り。

泉鏡花の墓.jpg

今回初めて、鏡花を取り上げる。どんな鏡花像になるやら。

あの作品は少しつかわさせて頂きました。

宜しくお願いいたします。

 

他には小泉八雲、永井荷風のお墓をお参り。

 

③三鷹・禅林寺編

日没間際、今度は急いで三鷹に移動。

ここに眠るのは今回主役となる森鷗外林太郎の墓。

森鴎外の墓.jpg

写真を撮ったら、後光が射しておりました。

きっと「きちんとやれよ」との思し召しだろう。

前回は馬鹿々々しい鷗外でしたが、

今回は凛々しい鷗外になるはずです、きっと。

 

そして、鷗外の墓の斜め前には、

本人の希望で太宰治のお墓もある。

太宰治の墓.jpg

『太宰治のオンナの小説』『走れダザイ』ではお世話になりました。

 

おそらく今日日本で一番、文豪のお墓参りをしたのは間違いない。

これで五人。残りの高浜虚子は鎌倉に眠っているそうで・・・遠い。

いつもの事ながら、やはり墓参りは気合が入りますね。

(まだ続く)

取材・文・写真/大野裕明

参考HP/青山霊園→電撃ネットワーク・キュウゾウの「ぶらり偉人墓地の旅」

 

一般発売開始 

| 修正

お待たせいたしました、
「六人のへそ曲り」チケットの一般発売を開始いたしました!
「券」ページのリンクよりお進みください。

 この『大野の文豪への道』は、大野が文豪へと伸し上がるべく、

六人のへそ曲り、

森鷗外(各務)、夏目漱石(大井)、尾崎紅葉(水下)、正岡子規(蔵本)、

泉鏡花(美斉津)、高浜虚子(松﨑)

が所縁の地を旅するコーナーである。 みなさまも足を運んでみてはいかがですか?

 

《第一回/上野界隈を行く》

 

★11:15  田端の《大竜寺》にて正岡子規のお墓参りから、この旅はスタート。

お寺の隅にひっそりと眠っています。

PC170166.JPG

隣が小学校で、時折小学生の声が聞こえる。子規もきっと笑顔であろう。

 

★11:30  駅前の《田端文士村記念館》に寄る。

田端は、過去の大野作品でも登場した芥川龍之介、萩原朔太郎、室生犀星が

多くの文士とともに大正時代に住んでいた町である。しかし今回は時代が明治なので、

残念ながら、ここの人達は一人も出ない。

 

★12:15  日暮里へ電車で移動。

駅から徒歩3分の《羽二重団子》のお団子を食す。ここのお団子を、

漱石や子規がよく食べたというお店。

PC170174.JPG

子規は「芋坂も 団子も月の ゆかりかな」と俳句を読んだ。

また泉鏡花の「松の葉」という小説にも登場する。

お庭でお団子とお茶。いい旅だ~。

*ごめんなさい。みたらし、1個食べた後に写真撮りました(涙)

 

★12:59  鶯谷の≪子規庵≫へ移動。

『坂の上の雲』のもっくんがお出迎え。

PC170189.JPG

12月12日の放送で、香川照之演じる子規が亡くなった為か、

すごい老々男女の大賑わい!

『苦しいよ~、苦しいよ~』と、香川照之がもがき苦しんでる姿を思い出させる。

あ~ここで子規が・・・、そう思うと感慨深い。

すごくこじんまりとしているが、ここで壮絶な闘病生活を送ったせいか、

またそれを描こうとしているせいか、僕にとってはとても重たい空気だった。

*駅からラブホテル街を抜けると、子規庵があります。勇気を持って!

 

★14:00  上野公園・≪正岡子規記念球場≫へ。

PC170190.JPG

正岡子規は文学を通して野球を広めたという事で、

野球殿堂入りし、東京ドーム内の野球体育博物館に肖像が飾られている。

この時期の野球は寒いだろうなぁと、ごく当たり前の事を思った。

 

★14:10  同じく公園内の≪上野精養軒≫で昼食。

僕が一番寄りたかった文豪スポット!

PC170191.JPG

明治の文豪も食し、漱石の『三四郎』や『行人』にも登場する精養軒。

ふふふ、一人旅だから誰も叱る者もいまい・・・

『生ビールくださいッ!』

ハヤシライス&ビール。この奇妙な組み合わせも文豪気分だから最高ですっ!

 

★14:48  同じく公園内の≪不忍池≫散策。

鷗外の『雁』に出てくる池であるが、

PC170195.JPG

見渡す限り枯れた蓮。アタシはとごでもシーズンを逃す。

 

★15:13 文豪スポットではないが近所の≪旧岩崎邸庭園≫へ。

内部は写真撮れないのだが、まァリンクした写真などを見てちょ。

和洋折衷。よくもこんな家に住んでいたな~と思う。

この広さでも、かつての三分の一だそうだ。

そして、ここでもやっぱり、

『龍馬~、龍馬~』と、香川照之が泣き叫ぶ姿を思い出させる。

 

頭の中が香川照之でいっぱいになってきたので、

温泉に入る事にした。

こんな所にも、文豪所縁の温泉があるのだ!

 

★15:48 ≪水月ホテル鷗外荘≫到着。

ホテル内には鷗外が新婚生活を過ごした住まいがある。

PC170211.JPG

ここで名作『舞姫』が書かれているのだ。

そして、このホテル内に温泉があり、

僕はゆっくり入浴。

・・・もはや完全に観光気分である。

 

風呂から上がると、もう日没。

今回の旅はここで終わるとしよう。

 

それにしても、香川照之すごいな~と思い知らされた1日だった。

(続く)

取材・文・写真/大野裕明

参考文献/散歩の達人『東京 幕末・明治さんぽ帖』(交通新聞社)

 

 

下北沢演劇祭 結団式 

| 修正

ハナオフ公演「六人のへそ曲り」は今回

第21回下北沢演劇祭に参加させていただいています。

昨日は、一般発売、お稽古に先駆けてこの演劇祭の「結団式」

に参加してまいりました!
201012152024000.jpg

場所は北沢タウンホール12階のスカイサロン

絶景!!下北沢の夜景を楽しみながらの交流パーティです。

参加全23団体中、21団体のみなさんが集結し、順々に自己紹介タイムが回ってきます。

我らがハナオフ代表、大野裕明も小刻みに体を揺らしながら出番を待ちます。


201012151937000.jpg

程よく笑いもとりつつ勤め上げた大野さん、まだ小刻みに揺れています。


さて、今回の演劇祭にはとても幅広い演劇人が集まっています。

主婦劇団から子供向け劇団、70歳を越える俳優さんも!

歴史ある演劇祭に、熱い想いの人々が集結し、素敵なパーティとなりました。

201012152011000.jpg

こちらは、あまりにナイスミドルだったので思わず撮影した1枚。

左は演劇祭企画者の本多一夫さん。右は講談師でもある井内々鶴さん。


演劇祭を盛り上げるべく、我々も頑張ります!!

2月中、下北沢では全ての劇場で演劇祭参加作品を上演しています。

皆様も、色々なお芝居を観て一緒に盛り上がってくださいね!

{{capture assign="count"}}6{{/capture}} {{if $count > $epp}} {{if $smarty.request.offset > 0}} « < 新しい{{$epp}}件 {{else}} « < 新しい{{$epp}}件 {{/if}} | メインページ | {{if $smarty.request.offset < $count-$epp}} 古い{{$epp}}件 > » {{else}} 古い{{$epp}}件 > » {{/if}} {{/if}}