読み合わせ2日目。これで年内活動終了。
書き換えてきた台本をみんなで読む。
みんな、ごめん!役が増えました。
現段階で6人で40役あるわ。あはは。
本もこの方向性でいこう。
ここからは作家・大野から演出家・大野にバトンタッチしまーす。
HPをご覧になっている皆様、
今年もお世話になりました。来年も宜しくお願いいたします。
文豪シリーズ集大成「六人のへそ曲り」でお逢いいたしましょう!
読み合わせ2日目。これで年内活動終了。
書き換えてきた台本をみんなで読む。
みんな、ごめん!役が増えました。
現段階で6人で40役あるわ。あはは。
本もこの方向性でいこう。
ここからは作家・大野から演出家・大野にバトンタッチしまーす。
HPをご覧になっている皆様、
今年もお世話になりました。来年も宜しくお願いいたします。
文豪シリーズ集大成「六人のへそ曲り」でお逢いいたしましょう!
12月21日夜から豪雨
そんな中、1月4日の本格稽古を前に
役者に集まってもらって、読み合わせ。
みんなの意見を聞いたりして、
大野再び台本に手を加える。
もう少しへそ曲りな台本にしたいんだよな~。
どうしようかな~と悩み続ける。
≪第二回・文豪之墓参り≫
①青山霊園編
最初は、尾崎紅葉が眠るお墓へ。
うーん、紅葉より父の供養塔の方が目立つ(笑)。
墓地内にある紅葉が綺麗だ。
今回は水下兄貴が貴方を演じます。
きっとものすごくパワフルな尾崎紅葉になるでしょう。
他にも、
・斎藤茂吉(歌人・精神科医。太宰を診た事もあるとか)
・谷崎潤一郎(恐怖時代以来ですね)
・国木田独歩(今回登場予定。クリスチャンだけど、お墓はいたって和)
・星新一(鴎外は大伯父にあたるそうだ)
ら文豪が眠っているのでみんなにお参り。
政界の
・大久保利道(墓でかい)
歌舞伎界の
・六代目中村歌右衛門(加納さんも来たかな~?)
・渦中の市川団十郎家
のお墓にもご挨拶。
ここには陸軍、海軍の将校さんのお墓も多い。
こんなに広い中に、いっぱい人がいたら楽しいだろうな~。と思ふ。
(どうでもいいが、名古屋にある大野家之墓がある平和公園もメチャクチャ広い)
②雑司ヶ谷霊園編
まずは夏目漱石にお参り。
3年半前『ザ・漱石』の稽古前に来たのだが、
その時はお線香に火をつけたら、ものすごく出火し、
大井さん、秋葉さんと懸命に消火したのを思い出す。
今回もお世話になります、漱石先生。
続いて泉鏡花にお参り。
今回初めて、鏡花を取り上げる。どんな鏡花像になるやら。
あの作品は少しつかわさせて頂きました。
宜しくお願いいたします。
他には小泉八雲、永井荷風のお墓をお参り。
③三鷹・禅林寺編
日没間際、今度は急いで三鷹に移動。
ここに眠るのは今回主役となる森鷗外林太郎の墓。
写真を撮ったら、後光が射しておりました。
きっと「きちんとやれよ」との思し召しだろう。
前回は馬鹿々々しい鷗外でしたが、
今回は凛々しい鷗外になるはずです、きっと。
そして、鷗外の墓の斜め前には、
本人の希望で太宰治のお墓もある。
『太宰治のオンナの小説』、『走れダザイ』ではお世話になりました。
おそらく今日日本で一番、文豪のお墓参りをしたのは間違いない。
これで五人。残りの高浜虚子は鎌倉に眠っているそうで・・・遠い。
いつもの事ながら、やはり墓参りは気合が入りますね。
(まだ続く)
取材・文・写真/大野裕明
参考HP/青山霊園→電撃ネットワーク・キュウゾウの「ぶらり偉人墓地の旅」
六人のへそ曲り、
森鷗外(各務)、夏目漱石(大井)、尾崎紅葉(水下)、正岡子規(蔵本)、
泉鏡花(美斉津)、高浜虚子(松﨑)
が所縁の地を旅するコーナーである。 みなさまも足を運んでみてはいかがですか?
《第一回/上野界隈を行く》
★11:15 田端の《大竜寺》にて正岡子規のお墓参りから、この旅はスタート。
お寺の隅にひっそりと眠っています。
隣が小学校で、時折小学生の声が聞こえる。子規もきっと笑顔であろう。
★11:30 駅前の《田端文士村記念館》に寄る。
田端は、過去の大野作品でも登場した芥川龍之介、萩原朔太郎、室生犀星が
多くの文士とともに大正時代に住んでいた町である。しかし今回は時代が明治なので、
残念ながら、ここの人達は一人も出ない。
★12:15 日暮里へ電車で移動。
駅から徒歩3分の《羽二重団子》のお団子を食す。ここのお団子を、
漱石や子規がよく食べたというお店。
子規は「芋坂も 団子も月の ゆかりかな」と俳句を読んだ。
また泉鏡花の「松の葉」という小説にも登場する。
お庭でお団子とお茶。いい旅だ~。
*ごめんなさい。みたらし、1個食べた後に写真撮りました(涙)
★12:59 鶯谷の≪子規庵≫へ移動。
『坂の上の雲』のもっくんがお出迎え。
12月12日の放送で、香川照之演じる子規が亡くなった為か、
すごい老々男女の大賑わい!
『苦しいよ~、苦しいよ~』と、香川照之がもがき苦しんでる姿を思い出させる。
あ~ここで子規が・・・、そう思うと感慨深い。
すごくこじんまりとしているが、ここで壮絶な闘病生活を送ったせいか、
またそれを描こうとしているせいか、僕にとってはとても重たい空気だった。
*駅からラブホテル街を抜けると、子規庵があります。勇気を持って!
★14:00 上野公園・≪正岡子規記念球場≫へ。
正岡子規は文学を通して野球を広めたという事で、
野球殿堂入りし、東京ドーム内の野球体育博物館に肖像が飾られている。
この時期の野球は寒いだろうなぁと、ごく当たり前の事を思った。
★14:10 同じく公園内の≪上野精養軒≫で昼食。
僕が一番寄りたかった文豪スポット!
明治の文豪も食し、漱石の『三四郎』や『行人』にも登場する精養軒。
ふふふ、一人旅だから誰も叱る者もいまい・・・
『生ビールくださいッ!』
ハヤシライス&ビール。この奇妙な組み合わせも文豪気分だから最高ですっ!
★14:48 同じく公園内の≪不忍池≫散策。
鷗外の『雁』に出てくる池であるが、
見渡す限り枯れた蓮。アタシはとごでもシーズンを逃す。
★15:13 文豪スポットではないが近所の≪旧岩崎邸庭園≫へ。
内部は写真撮れないのだが、まァリンクした写真などを見てちょ。
和洋折衷。よくもこんな家に住んでいたな~と思う。
この広さでも、かつての三分の一だそうだ。
そして、ここでもやっぱり、
『龍馬~、龍馬~』と、香川照之が泣き叫ぶ姿を思い出させる。
頭の中が香川照之でいっぱいになってきたので、
温泉に入る事にした。
こんな所にも、文豪所縁の温泉があるのだ!
★15:48 ≪水月ホテル鷗外荘≫到着。
ホテル内には鷗外が新婚生活を過ごした住まいがある。
ここで名作『舞姫』が書かれているのだ。
そして、このホテル内に温泉があり、
僕はゆっくり入浴。
・・・もはや完全に観光気分である。
風呂から上がると、もう日没。
今回の旅はここで終わるとしよう。
それにしても、香川照之すごいな~と思い知らされた1日だった。
(続く)
取材・文・写真/大野裕明
参考文献/散歩の達人『東京 幕末・明治さんぽ帖』(交通新聞社)
ハナオフ公演「六人のへそ曲り」は今回
第21回下北沢演劇祭に参加させていただいています。
昨日は、一般発売、お稽古に先駆けてこの演劇祭の「結団式」
に参加してまいりました!
場所は北沢タウンホール12階のスカイサロン
絶景!!下北沢の夜景を楽しみながらの交流パーティです。
参加全23団体中、21団体のみなさんが集結し、順々に自己紹介タイムが回ってきます。
我らがハナオフ代表、大野裕明も小刻みに体を揺らしながら出番を待ちます。
程よく笑いもとりつつ勤め上げた大野さん、まだ小刻みに揺れています。
さて、今回の演劇祭にはとても幅広い演劇人が集まっています。
主婦劇団から子供向け劇団、70歳を越える俳優さんも!
歴史ある演劇祭に、熱い想いの人々が集結し、素敵なパーティとなりました。
こちらは、あまりにナイスミドルだったので思わず撮影した1枚。
左は演劇祭企画者の本多一夫さん。右は講談師でもある井内々鶴さん。
演劇祭を盛り上げるべく、我々も頑張ります!!
2月中、下北沢では全ての劇場で演劇祭参加作品を上演しています。
皆様も、色々なお芝居を観て一緒に盛り上がってくださいね!