Wキャスト対談

バグ対談 水下きよし×原川浩明

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バグ対談 水下きよし × 原川浩明
連日の濃ゆい稽古の後。言ってみれば残業も終えた帰り際。
同級生対談、ゆる~く始まります。
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(プシッ)
二人 お疲れ様~(乾杯)

○・・・お疲れのところ、すみません。よろしくお願いします。
二人 よろしくお願いしま~す

○・・・お二人とも初演を経験していますが、初演の時の様子って覚えてますか?
(水下ディック役・原川バグ役)
水下 俺はもう、台詞が大変だったなあ・・・ディック(笑)もー台詞。それだけ。おもしろかったけどね。
原川 俺はねえ、みんなジャンキーじゃない?だから狂ってる所をよりジャンキーらしくしようとして変に小細工したり、変な癖を入れてみたり、いかに変な男に見せるかに重点を置いてたね。
水下 小細工だったと(笑)
原川 そう、今はね。そう思う。俺はね。
水下 でも、やっぱり初演て作るのに時間がかかった印象があるなあ。
原川 こういう作品をやること自体初めてだったし
水下 だからこそおもしろかったよね。

○今回の再演は、その初演を踏襲する形でやっているそうですね?
水下 基本的には同じなんだけども、初演と今回とだと、例えばAからBまで行く線は同じだけど、行き方が違うみたいな所はあるよね。それは俳優個々でも違うし。
原川 組ごとにも違うな
水下 例えば同じ「おはようございます」を言うとしても、テンションとか在り方は同じでも、現れてくる音とか表情が違う。

○では、そんなお互いを観ていてどんな事を感じますか?
原川 やっぱり、自分の役を見るじゃない?水下を見て、「あ、こうくるか」と。水下の場合は、多分作らなくても、素材だけでも十分怖さが出るんだよね。
水下 お前に!?お前に言われたくないよ!!(笑)
原川 いやいやいや(笑)結局、「俺は怖いんだぞ」って演技をするとちっとも怖くなくて、水下がただ単に立ってる姿だけでも「あ、怖いな」っていう部分が見えててさ。だからあんまり余計な事をしなくてもいいのかなって思って。この役は十分怖く書かれてるから。
今回はあんまり作りこみすぎずに、そぎ落としていくようにしてるな。

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水下 俺はそれぞれの怖さが出るといいなと思うよね。自分自身の抱えてる凶暴性を引き出していく。そういう所が4人とも出るといいかな。例えばドニーだったらさ、チキンでバグにはいつもビクビクしてて。でもバグにしてみたら、ちょっかいかけてるだけっていうくらいの感じでもあると思うんだよね。仲間同士の関係性とかは、とっても普遍的に描かれてて。観る人が、4人の登場人物の中で「俺はこいつだな」って共感できると思う。ジャンキーっていうオブラートには包まれているんだけど、実はそういう普遍的な事が描かれているのが良いよね。

原川 ・・・こんだけさあ、ペラペラペラペラ・・・これくらい初演でやってくれりゃあな(笑)ディックは最高だったのに
水下 (笑)いや、今のは俺の言葉だから
原川 もう今聞いてて、あぁこれはディックだって思ったもん。ペラペラペラペラ・・・もう、ちょっとだまっててくれって(笑)
水下 (笑)


原川 でも今回おもしろいのは、今まで俺、若い奴とがっぷり組んだ事なかったから、それがまたおもしろいんだよ!
水下 おもしろいよね。こんだけ幅があっても一つの作品としてまとまれるっていうのも。割とどこも同じくらいの年齢の役者で構成して上演していると思うし。訳者の吉原さんもおっしゃっていたけど、そこを許容する部分も脚本の力なのかな。
原川 俺たちが70(歳)過ぎて(再演)やってな?
水下 「お前のせいで50年も塀の中だよ」とか言ってたりして
原川 70歳になっても、奴らまだ同じことやってる(笑)そういう連続性を感じさせる所もあるね。
水下 きっと結局ドニーが一番ピンピンしてるんだよ。
原川 あいつはしぶといな。
水下 病んでるくせに、薬を止められないでいて、でも健康にすごく気を使ってるっていう(笑)ドニーは色んな感情が出てくる役で、おもしろいよね。チキンだから、バグに対してはいつもビクビクして。でもディックは優しくしてくれて、話も聞いてくれるから好きなんだろうし。
原川 対してビリーなんかにはさ、「あいつは新入りだから」って、ちょっと偉そうにしてみたりなんかもして。そこら辺がいいよね。
水下 またビリーもいい役だよね~。

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原川 役者としては、ビリーは難しいけどやりたいよね。まあ、俺がやるなら七:三にするけどね?かつらで(笑)

水下 いや、書くんだよ(笑)
原川 ダメだよー、かつらなきゃ(笑)

○(笑)ディックについてはどうでしょう?
水下 そりゃもう魅力的でしょう。水先案内人で、1人ずつ口説いていくし。それぞれに対して全部表情が違ったりして、人を引き込む上手さがあって。
原川 手練手管でくるしな。こっちにはこう、こっちはどうって。漁師で言ったら、どの魚をどう釣るか、餌も釣り方もよく知ってて、それぞれに一本釣りしてる訳だ。
そういうディックの頭の良さと、役者の腕がね(笑)難しいけど見せ所だよね。

水下 ビリーを引き込む所なんか一番おもしろいかも。他の2人はまあ、ディックの事はもともと好きな訳で。それがない分、ビリーには本当に出口をなくして、理詰めで追い込むからね。
原川 がっちり塞いでいってな。俺たち(バグ)なんかもう、なあ?ワアーって(笑)
水下 俺たち自分で出口見つけられなかっただけだもんな(笑)
原川 気がついたら地引網でザーって引っ張られてた。いつものように(笑)
水下 なんだかんだ言って心を解き放てるのはディックだけだからね。軽口叩きながらジャレててさ。
原川 昔の青春映画みたいだもんな。
水下 そういう人間くさい魅力がね、これを読んでくれた人にも伝わると嬉しいですね。
原川 綺麗にまとめてくれたけどさ、最後に言わせてもらうとね、やっぱりお前ペラペラペラペラ喋りすぎなんだよ!酒が入ると余計にそうなんだよな。それになぁ・・・・


その後も、軽口とジャレ合いに熱い演劇談義を交えて、まだまだ話は尽きないお2人でした。

ディック対談 桂憲一×小林大介

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ディック対談 桂憲一 × 小林大介
ハイライフキャラクター考

4人の中心的存在のディック。今回はディック役のお二人に、
各キャラクターを解析していただきたいと思います!
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<二人のドニー>

  ドニーは純粋に仲間で、弟分的存在だなあ。稽古しながら、4人の中にホモセクシャルな関係性が透けて見えてくるとおもしろいかなって所が出てきていて、その中でドニーは、唯一ディックが手を出していない奴かな、と。もちろんかわいいんだけども。うちのドニーは涼だから、普段の関係性とも近くてやりやすいな。弟分的な感じが。
小林 うちは谷やんだからかなあ・・・。俺の思うドニーは、体の中はメチャクチャなくせに、結局最後まで生き残るしぶとい奴。谷やん自身もしぶとくて、ただじゃ転ばないからさ(笑)でも、ディックとしては、なんでついて来てくれるのかが、よく分からない奴ではある。
  俺は、その辺に分からなさはないなあ。たぶんちっちゃい時からずっとつるんでて、同じ様なことをやってきてるんだと思うし。幼馴染であり、弟分だね。
小林 ああ、俺の中ではつるむのはバグで、普段ドニーとはつるんでないんですよね。仕事で必要になったら声をかける。


<バグは女房、ビリーは浮気!?>

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  ディックとしては、バグはディックのことが大好きだと思ってる。ディックは旦那で、バグは女房みたいな関係性かな。でもディックはビリーに浮気をするんだよね。そんなこともバグには言っちゃう。そのことに関しても、バグはなんだかカリカリくるっていう所があったらおもしろいよね。そうしてくれって言ってみんなで芝居する訳じゃないんだけど、そういう感じの関係性って、危うくておもしろいかなあ、と。

ビリーに関しては、「顔には絶対傷つけるな」って何度も言うんだよね、ディックは。だからバグは精神的にだけど、ビリーは顔かたちがね(笑)価値というか、必要なんだね。
小林 ビリーに対しては俺もまさにそう!ただ、大井さんのビリーはね、どういう人だか分かんない所が怖い(笑)掴みどころがなくて、するするって逃げられちゃう。そこを自分のほうに引っ張り込んでいく関係性。
バグは、原川さんと俺だと年齢差もあるし、もちつもたれつなんだなあ。こっちが操作する時もあれば、ディックがバグに超甘える時もあって、入れ替わる瞬間があるのもおもしろいかな。


<ディック自身の魅力>

  ディック・・・あんまり好きなタイプの人間ではない・・・
小林 (笑)
  なんか、可愛い奴っていうでもないし、4人の中心にはいるんだけど、ずるいっていうのかな。なんかねえ、あんまり・・・(笑)
小林 俺は、もし・・・できればね?ドニーよりしぶとくて、ビリーより色っぽくて、バグより怖い。全体にじゃなくて、要所要所にチラッとそういう所が見せられたら、ディック魅力的かなぁって。

○ディックが魅力的に見える事で、他の3人がついて来ることに説得力が生まれますね。
小林 でも、やっぱりドニーがねえ、なんでついて来るのかよく分からない。結局、薬はやめたんだって言っておきながら、ディックよりも良い物を持っていたりして、自分の仕事は自分で出来る奴だと思うし。ある意味自立しているわけですよね。
  ドニーは、俺はディックが上手く乗せたと思ってるの。自尊心に火をつけるというか。「お前は天才だ」とか言って。ドニーは普段、あんまり人に認められていないんじゃないかなって思っていて、「でもディックはこう言ってくれた」って、ドニーのそういう所に火をつけたんだよね。・・・ずるいよね。だからディックって奴はあんまり好きじゃない(笑)
小林 (笑)いい人だなあ・・・。

○正面から見るとずるい人間なんだけど、角度を変えて見ると、そこが魅力的にもみえますよね。小林さんの言う要所要所で出てくる感じとかが。

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小林 だから、3人を1人ずつ仲間に引き入れていくシーンとか、おもしろいですよね。

  うん。あと、後半戦の車の中のシーンなんかも、やっぱりいいよね。
小林 最初は俺、「このシーンおもしろいのかな?」って思っていたんですけど、台本読んだだけの時とか。でもこの間初めて通し稽古をやった時、竜組の桂さんを観て「あっ、おもしろい!」って思ったなぁ。立体化するとおもしろさが膨らむ作品なんだなって。

○稽古を進めるごとにそういう面白さを感じますか?
  感じてますけどね・・・
小林 けどねって?(笑)
  (笑)いや、理想はあるんだよ。こういう風にやりたいって。今まで格好良かったのが急に格好悪くなったりするシーンとか、お互い睨み合ったりさ、急降下したり、急上昇したりっていう面白さを、こうしたいっていうのはあるんだけど・・・なかなかね~.まあ、でもやれますけどね(笑)
小林 みんなで舞台で遊びきりたいですね。

ビリー対談 大井靖彦×美斉津恵友

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Wキャスト対談2回目は、ビリー役の大井靖彦×美斉津恵友
充実の稽古場の様子を伺います!!

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○お稽古の様子はいかがですか?
美斉津 ちゃくちゃくと進んでいますね。
大井  うん、ちゃくちゃくと形になりつつある。なんせペースは早いね。
美斉津 早いですね。
(現在、立ち稽古一巡目が間もなく終了、翌々日には初通しを予定している)
大井  もう、こっちが追いつかない(汗)
美斉津 毎日稽古後は、その日の稽古の復習して、翌日の予習して。
大井  予習復習ね。

○稽古がタイトな分充実感は?
大井  充実感はありすぎるね!8人全員、みんな大変!!
美斉津 先輩たちが飲みもせず、あんなに残って自主練してるって、なかなかないっすよ。
大井 (笑) まあね~。


○本番への期待感も一層強くなってきますね?
大井  初演で1回出来上がったものがあるから、その上をいかなきゃって気持ちは大きいよね。加納さんもそのつもりでやってるし。ただもう今はまだいかんせん技量がな・・・、我々の(苦笑)
美斉津 (苦笑)
大井  台詞回しなんかもそうだけど・・・
美斉津 あと、ちょっとした体の動きとか、呼吸とか間だったりっていう、台詞じゃない部分の表現。加納さんに示してもらったものが、なかなか・・・まだその通りには・・・。
大井  ただ稽古場の雰囲気はすごく良いよな。
美斉津 なんていうか、密な感じがしますね。人数が少ないこともあるかもしれないけど。
大井  この人数でゆったり稽古しちゃったら、逆に良くないのかもしれないね。今はもうガチンコできてるから(笑)

misaizu.jpg○Wキャストという所もガチンコですね?

大井  そう。ただ無理にどっちがどうだからこっちは変えて、みたいな事はなくて、恵友がやってみて良いなって所は、じゃあこっちも貰っちゃおうと。お互いに。
美斉津 Wキャストだけど、稽古は両チーム並行してやっているんですね。だから実際に自分が稽古したすぐ後に、同じところを大井さんがやっているのを見られるから。
大井  なんかおもしろいよね。
美斉津 そういう意味では一回冷静に見られていいですよね。最終的に別の人間がやればどうしたって違うものになるし。
大井  楽しいよね、キツイけど。いや、苦しいけどね?正直苦しいもんなあ(笑)
美斉津 キツイっすねえ・・・(笑)


○2人の演じるビリーは、4人の中で唯一逮捕歴を持たない、したたかな二枚目ということですが、どんな風にイメージしていますか?
大井  二枚目ねえ・・・。でも劇中に「坊ちゃんみてえな面」って台詞があって、ちょっと救われてるかなって思うね。無理に格好つけたりしなくても、その台詞があるおかげでもしかしたら大井にもできるかなって(笑)
美斉津 でも、大井さんは「悪女クレオパトラ」のオクタビアヌスとか、zupaでやってた男の人の役とか、結構ぶっ飛んでる役のイメージがあって、僕はビリーなるほどって思いましたね。
大井  ええ!?俺自分がビリー役って知ってびっくりだったけど。俺はドニーだと思ってたんだよなあ、病気でボロボロの。配役のメール見ながら、病気のヤツの名前ビリーだっけ?って思ったもんなあ。お前は?
美斉津 いやぁ・・・この中でいくとだけど、ビリーかなと思ってました。
大井  おお。でも、この前潤ちゃんが「この芝居ってもしかしたらビリー(が鍵)かもね」って言っててさ、あぁ聞かなきゃ良かったって思って(笑)
ooi.jpg美斉津 プレッシャー(笑)
大井  俺もね、うすうすそう感じてて。他の3人はやっぱり仲間で、そこに1人お客さんが増えて進んでいくというか、訪問者みたいなね。
美斉津 3人は、ひどい生活なんだけど、どこかそれを受け入れて楽しくやってる。でもビリーは多分、ホントの所ではそれが我慢できない人だと思う。
大井  だから、どんな生活してんだ!?って思うよね?

○それでいて、女性に警戒心を抱かせない不思議な魅力を持っていますよね?
大井  なんかとっても悪いスナフキンみたいな
美斉津 スナフキン! さすらいの(笑)



○それでは最後に見所を教えてください
大井  ・・・ビリーが出てる所?
美斉津 それはまあ、そうでしょう(笑)
大井  (笑)いやでも、最後の方なんかバカバカしくて面白いよね。強盗しに行くっていうのに“ビューイック”って車に乗ってさ、あれすごいよな。
美斉津 結構すごくバカでかい車で、カッコいいですけど(笑)
大井  「あんなの乗って行くか!?」って。こいつら絶対ダメだろ?っていうのが面白いよな。
美斉津 カナダで上演された時の舞台写真を見ても、本当にどうしようもないダメな人たちにちゃんと見える。
大井  むしろかっこ悪い人たちの魅力ね。ちょっとカッコいいんだよなぁ俺たち。なあ?
美斉津 (笑)ぬけないんですよね(カッコよさが)
大井  そこ課題だな(笑)

ドニー対談 堀越涼×谷山知宏

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Wキャストということで、日夜刺激し合う二人を直撃!!
今回はドニー役の堀越涼谷山知宏の対談インタビューです。


○二人が挑むのはクスリ漬けで内臓がボロボロのコソ泥“ドニー”役ですが、“ジャンキー”や、それに近い役の経験はありますか?
二人 ジャンキーは、ないなあ・・・
谷山 普段がほら、ジャンキーなくらいで
堀越 え、どの辺が?
谷山 あんまり見せないけど(笑)
堀越 なんで嘘つくの?(笑)

○普段の自分ともかけ離れた役ですが、この役はイメージしにくかったりしますか?
堀越 “ジャンキー”についての直接的なイメージはし辛いけど、僕は「柿喰う客」や、谷やんも「鹿殺し」ではエキセントリックな役をする事が多いから、トンデルような。だから、そんなに遠くには感じないかな。エキセントリック部門だもんね、僕ら。花組芝居エキセントリック部門。
谷山
 (笑)

○実際に読み稽古に入ってみて、役に対してのやりがいや、やりにくさを感じる点は?
堀越 「虎チーム」の読み稽古を聞いて「わああぁ~っ」て。
ホントは、僕の中のドニーのイメージって「谷やん」だから、しゃべり方とかがね。
それで今日やってみて、やっぱりその方向性のイメージに近いのは僕より谷やんだなあと思って(笑)。加納さんからも、「それぞれでいこう」っていうのもあったし、だったら僕はもう少しエッジーな(edgeを効かせた)感じにしてみようかと。
谷山 えっち??
堀越 えっちぢゃない!エッジー。でも、まだまだこれから色々やってみて、ですけど

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○谷山さんは?
谷山 ・・・私も、もうちょっと、・・・エッジーな感じでね?
堀越 !?

○・・・何か、お互いを追いかけっこしてますか?刺激し合っているというか。
谷山 いや、いや私は逆に“ワーワー ワーワー”言ってるだけにならんように、ね、気をつけないと。だから・・・エッジーな・・・感じでね。
堀越 出たよ(笑)



○ドニーという役のどんな所に魅力を感じていますか?
堀越 4人の人物はみんな「オズの魔法使い」のライオンや案山子みたいに、すごく個性的だけど、その中でもドニーはかなりキャラクタライズされていて、役者として演じ甲斐がありますよね。役者さんそれぞれに色々やりたい役ってあると思うけど、僕は初演を観てドニーを「格好いいな」と思った。その時もドニーがやりたいなって、思ってたな。

○憧れの役?
堀越 そう、そう。

○谷山さんは?
谷山 私はドニーかディック。
堀越 え!?ディックもやってみたいっていうのは意外!全然違う魅力だよね?この二役。

○それぞれどの辺が?
谷山 いや、・・・そんなに深く考えてない・・・へへ(笑)
堀越 おいっ
谷山 いや、みんな四役とも愛らしい人なのが良いと思うけど、ディックみたいのはやったことないし。
堀越 意外でみんな驚くよね。でも、近い役どころでいうとダザイ(おおのの♪公演「走れダザイ」)で芯になる役とかやってみてどう?
谷山 逆に、みんな楽しそうやなぁ~って(笑)
堀越 それはそうかも!
谷山 ただでも、今回はどの役取っても楽しそうですよね。4人だし、それぞれキャラが強いから。
堀越 自分が全然違う人間だったらと考えれば、他の役もホントにどれも魅力的。でも、僕らがやる上で考えると、ドニーかな。

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○早くもドニーへの愛情が伺えますね。

堀越 うん、早く本当に“ドニー”になりたいですね。“ドニー”と言えば、僕の顔を思い浮かべてもらえるように。
谷山 私も「ドニーが」っていう風に言われたいですね。
堀越 お客さんにね
谷山 観終わって「谷やんの芝居が」っていうんじゃなくて「ドニーがさ」って言ってもらえるようになりたいです。


○では最後にお二人が考える「ハイ・ライフ」という作品の魅力を教えてください。
谷山 役者の魅力が出てくる芝居になると、より魅力的になるかと。ジャンキーだったり、しょうもない日常だったりするのに、舞台の上の人間が輝いてみえるというか、うん、輝いてたらいいね。
堀越 僕は「ハイ・ライフ」は洒落てるなって思いますね。ラストの台詞とか、そうくるか!と。落としきらない所が洒落ててカッコいい。音楽とかも、一筋縄にはいかない複雑さがあってすごく好きです。あとこの世界観、やっぱり男の子はこういうの好きですよ!
谷山 そうね!あの、あれ・・・男の持つ普遍的な幼児性がね、魅力ですよ。(得意気)
堀越 今の水下さんの受け売りだよね?
谷山 あぁ・・・へへ。
二人 (笑)