東京公演千穐楽/座長 

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東京公演無事終了致しました。ご来場頂きました皆様、心より御礼申し上げます。また、提灯企画には多くの方のご参加を得られ、今更ながらご贔屓の有難さを感じました。公演中、連日連夜余裕がなく、書き込みが出来ませんでした。


数日前の、ダブルコールの一人トークから、地道に疲れて来ているのに気付きました。日々の飲み疲れ(苦笑)もありましょうが、裲襠着た赤姫って、じっとり汗をかくし、若女形の発声でぼんやり台詞を言うのって、結構、体力が要るようです。


DVC00776.jpg入れ替えまでして悩んだ配役、ご見物にはご好評でした。太も細も、三味線をご法度にした試みは、ひどく苦労した分、今までと違う空気感が生まれ、黒で統一した美術に数多の提灯が映え、劇空間に意外な奥行きを作ってくれました。


二幕目「寺子屋の段」に、業界の皆様から頂戴したコメント映像を、日替わりで流しました。我々如きの依頼を快くお引き受け頂いた各位様、心より御礼申し上げます。


DVC00777.jpg節目という事もあり、各方面から多く方々にお越し頂きました。中でも、当代松本幸四郎氏が紀子夫人といらっしゃり「歌舞伎役者として嬉しい舞台を見ました」とのお言葉に、正直舞い上がりました。


札幌公演まで10日余り。衣裳、小道具、中道具(牛車、輿、巨大お守りetc.)達は、事務所で一休み。あの規模ですから、事務所内はそれらに占領されました。画像は、事務所入り口にまで溢れる機材を見守る武蔵屋、と、稽古場にて衣裳の汚れを落とす座員達です。