かもめ

バラシ終了

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『かもめ』バラシまで終了しました。
昨日までの熱気がウソのような稽古場です。
ご来場の皆様、ありがとうございました!!

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終戦そして千穐楽/座長

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「死んだ昔ば想いよる八月の、精霊流しの十五日ば、終戦って決めた人なあ、粋な人たい、酷な人たい」


岡部耕大氏作「精霊流し」おばばの台詞である。2010年に演出させて頂き、その際「おばば」を演じた故馬淵晴子さんの、柔らかな声音が耳に残っている。


DSC_0002 (27) - コピー.JPG様々なキッカケで、楽日が70年目の終戦記念日に当った。敗戦の信じられない痛手、犯してしまった数えきれない物事…。そして、世界でも類のない大復興。その苦労と努力の賜物として、平和で幸せな国に我々は生活している。(ここに来て、いよいよキナ臭くなった国際情勢に、日本が追随しつつあるのは気になるが…)


グルグルと巡る思いを抱き、ホームで仲間達と演劇を行える嬉しさ有難さを、大事にしたいと思う。


真夏に咲き誇る、紅白の百日紅を添えて。

『かもめ』舞台

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本番4日目ですが、舞台セットをちょっとだけネタバレ。
といっても空舞台ですが、今回は客席との境界線にキャンドルを多数使用しております。
ご入場の際にはお足元にお気をつけ下さいませ。

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照明も緑と青を基調としています。
少しでも森の雰囲気を感じていただければ☆

見たい物を作る/座長

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役者以外の事(演出&劇作)を初めて以来、この気持ちで芝居作りをして来た。

「かもめ」もその通り。過去に見た際感じた、もっとこうなら面白いのに…をやって見たのである。

勿論2004年当時は、未開の地へ赴く怖々で、思い半ばだったので、久し振りな再演に、今一度訳文を読み直し、台本を修正し、11年で実演未満にまで発展してしまった「花組HON-YOMI芝居」に合わせ、演出を改めた。

初日以来、幸い、ツイッターやブログにお書き頂く内容が、こちらの思い通りのご感想で、バタバタ準備の苦労が報われ、ホッとしている。

15日(土)まで続く舞台。個人的には博多座の稽古と平行で、反応が疎かになるかも知れませんが、どしどしご発言下さるよう、それが今後の励みにもなります。宜しくお願いします。

昨日今日/座長

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DSC_0003 (16).JPGいつもながら少ない人数での現場は、ハラハラドキドキ!舞台稽古に蜂屋(八代進一)が来てくれました。


ご贔屓から豪華なオードブルを頂戴し、野郎共が群がりました。ありがとうございました。


そして今、初日マチネを無事に終え、「花より団子組」様から、選り取りも目移りのしてしまうお弁当の差し入れを頂きました。毎回のお気遣いで、心より御礼申し上げます。


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添え書きの趣向がいつも凝ったものなのですが、今回は劇中に我々が興じる「ロトー」仕立て!ビンゴゲームと似た構造で、読み上げられた数字が手元のカードにあれば、チップを置いて行き、早く揃った人が勝ち。
実演ぽい舞台ですが、「リーディング」なんで実際にはカードは扱ってませんが…。


さ、間も無くソワレ!

本日初日&お弁当差し入れ♪

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『かもめ』ついに本日初日!
お昼の回をご覧になった皆様、いかがでしたでしょうか!?

また、“花より団子組”様よりお弁当の差し入れをいただきました。
いつも有難うございます!!

夜は18時開演。
当日券もございます。ぜひ♪

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ボリューム弁当にご満悦な座長。

20分増量/座長

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2004年の初演は1時間5分だった。台詞の追加、動き(本読みなのに!)と音楽etc.で1時間25分!更に煮込んで、目標「あっさりたっぷり」。11年の間に、本読み以上実演未満に発展した「花組HON-YOMI芝居」いよいよ明後日初日ッす!

『かもめ』上演時間

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ただいま、上演時間は約1時間25分を予定しております。
ご観劇の目安にしてくださいませ。

平日、土日もまだお席ございます!!

稽古のあとは/制作

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全員がスタッフに早替り!
すべてが手作業です。

ホンヨミなのに/制作

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立ち稽古、着々です。
ネタバレになりますので、不思議なカットの稽古場写真ですが、
今回も凝った舞台になりそうです。お楽しみに!

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秋葉さん家からスイカの差し入れ。
磯村さんが持ってもこの大きさ!夏を乗り切れそうです。

人間関係/座長@かもめ

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読み進む程に、チェホフが仕掛けた巧みな作劇術に目を見張る。はは~、ここに演劇人はハマるのね。ご見物にこの面白さを伝えなきゃいけない。会話劇の躍動感てのかな、間の良さもあるね。その何もかもを拾い取って、皆さんと共有出来るように、頑張りましょう!


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あれ?闖入者が居るぞ!

ホンヨミの季節

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毎度おなじみの絵面をお届けする季節がやってまいりました!
陰鬱なイメージのする『かもめ』ですが、すれ違う人々の会話はなんとも喜劇的。
衣裳・小道具の相談もしながら、稽古が進んでおります。

土日もまだまだお席ございます。
こちらのHP、もしくは花組芝居までお電話下さいませ。
お待ちしております☆

ご予約→03-3709-9430

そろそろ/座長

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稽古が始まる。或る程度のお膳立ては揃えているが、皆の声を聞かない内は、やっぱり「世界」が固まらないな~。

恋一途/座長

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女優という生き者は、時と場合でコロコロ色を変えるのが生業であるが故に、恋にも不純な印象があるが、40を過ぎたアルカージナ、時分の花は既に枯れた今、己れの可能性を広げる為、誠の花探しを手助けしてくれ、しかも若さを背伸びするにはピンポイントな、年下の売れっ子作家への恋は、それこそ一途、イヤ必死である。

脇見をする恋人を繋ぎ止めんとの大芝居が見せ所だが、如何にも大仰に書かれていて、軽くなり勝ちだが、それでは口説かれ納得する男が馬鹿に見えてしまう。

11年前は立ち役(男役)に飢えていて、優柔不断な男の方を演じたが、年と共にお陰様で様々体験出来、今回、日本女優こぞって垂涎たる「アルカージナ」役をさせて頂く事にした。

恋番外/座長

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既に55歳になる医師ドールンも、罪多き男である。

「番外」としたのは、この全4幕の間に、他人に行動&意識変化をもたらす程に作用しないから。しかし男女間のあれやこれやには、過去もそして現在も現役であるという事実。

横暴な旦那に辟易している人妻ポリーナが、「私を連れ出して」と助けを求めるだけの、性的な魅力を持った初老の男、数十年前は、地元でブイブイ言わせていたのだろう。別荘を所有する女優も、若い頃は、この田舎の色男に魅かれたかも知れない。彼が今も親しくその家に出入りしている様子から、そんな想像も出来てしまう。

見た目は枯れたかも知れないが、男の色気健在の伊予屋(桂憲一)は、まさにこの「ドールン」を演りたいと呟いたとか…。

出演映画「日本でいちばん長い日」と初日(8月8日/土)を同じくする花組HON-YOMI芝居、幕切れまでドラマの中枢に居る傍観者を、たっぷり見せてくれると期待している。

恋➄/座長

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もてる男は女の敵でもあるのか?若い女優の恋心に付け込んで、遊ぶだけ遊んでポイ!はねえだろう、とは思うが、惚れたが因果という事か…。

トリゴーリンを演じたスタニスラフキイに、チェーホフは「私はあんな人物を書かなかった」と落胆を露わにした。

スタニスラフスキイは、白いズボンに白いビーチスリッパを突っかけた「洒落者」にしたのだが、「トリゴーリンはチェックのズボンに、破れた短靴を履いているんです」そして不器用に葉巻をふかすシグサをして見せたそうだ。

女に好かれる男は、女に貪欲でない。寧ろその無頓着さこそに、そそられるのだろうか。
その点、那河岸屋(小林大介)のぶっきら棒振りは似ているかも知れない。こう書くと、又本人に怒られるだろう(苦笑)。ま、年増からハイティーンまで、オールマイティにもてる役なんだから、大目に見てよ(笑)。

恋④/座長

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若い女優にとって、脚本家や演出家は、自分の表現の指針を示してくれる、頼れる男と映り勝ちである。映画黄金期に活躍した女優達が、こぞって監督夫人に納まっているのも、そんな事が関係しているかも知れない。

田舎の夢見る夢子ちゃん、ニーナにとっても同様、そろそろ四十を迎えようとする、分別や地位も得た男盛りな有名作家!の言う事なす事に比べたら、まだくちばしの黄色い、青年コースチャとの恋など、殆どお飯事だろう。

久し振りに劇団出演の坊屋(二瓶拓也)さん、初心に返って若女形の仕事振り、ご贔屓皆様へご覧頂こうな。ニーナのその実、秘めた逞しさは、君の持ち味でもある。

チケット発送いたしました。

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「かもめ」チケットを発送いたしました。
お手元に届きますまで、今しばらくお待ち下さいませ。

花組博覧会が終了したばかりですが、
「かもめ」公演までも1ヶ月を切っております。
チケットはまだまだご予約承り中!
 > ご予約はこちらから

恋➂/座長

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「コンスタンチン・ガヴリーロヴィチ・トレープレフ」

ロシアの名前は真ん中に「父称」が割り込んで来る。トレープレフ家の男ガヴリイルさんの息子コンスタンチン君、という事になる。娘だと「ガヴリーロヴナ」となる。「ヴィチ」が男子の場合、女子は「ヴナ」となる。お国それぞれの文化である。

「かもめ」では、殆どの人物が苗字と共に父称を持っていて、片仮名に弱い自分の為にも、人物の名前は、呼ばれている名称オンリーにした。従って、作家志望の青年は愛称である「コースチャ」で統一した。

ニーナが大好きで、少年っぽい繊細さが残る彼の結末は、チェーホフが今作の説明に列記した「少ない事件」の一つとなる。

無垢で負けん気が強く、いつまでも大人未満な印象を与える射留屋(美斉津恵友)にピッタリ!

只、あんな悪戯はコースチャはしない(笑)。

恋②/座長

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22歳と指定のあるマーシャ。邸宅に住み込んでいる管理人の娘が、主人(所有者)の息子に恋をしてしまう。印象としては身分違いの叶わぬ恋?「かもめ」は「黒」のイメージが強いという。第一幕、その先駆けの「黒」がマーシャのテーマカラーなのである。

勤める水郷屋(堀越涼)は、性格の半分はヤンキー気質なのだが、残りはとても神経質なのだろうと感じている。彼が主宰する「あやめ十八番」では、グイグイ引っ張る男らしさを発揮しているが、花組で女形を振るとなると、ポパイの恋人オリーブに似た容姿から、か弱い女が多くなるようだ。

恋①/座長

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30過ぎの教師メドヴェジェンコは、管理人の娘マーシャが好きだが、娘は別の男に夢中。そして、終幕の彼は実にほろ苦い。

演じる押田健史君は、今公演で研修生として参加している。

1989年「かぶき座の怪人」でアンサンブルを募集したのが、「研修制度」のきっかけだった。大概、劇団の研修やら養成は、別組織であったり、実際の公演に関わっても裏方止まり。花組芝居では、俳優としての可能性を早く見定める為に、直ぐ舞台に上げてしまう。

押田君は、私が「BASARA」でマクベス夫人を演じた際に、出演していたのが出会い。昨夏「マクベス」を演出した時、マクベスを勤めて貰ったのが、入座希望の動機となったようだ。

5プードの恋/座長

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「プード」はロシア独自の単位で、1プード=約16キロ。ロシアの諺に「1プードの塩」というのがあるそうだ。他人を理解するには約16キロの塩を食べないといけない。つまりそれ程時間を要するという。

そこから「プード」には、重いというイメージがあるようで、チェーホフが「かもめ」で描いたと書き残した「5プードの恋」とは、重苦しい印象の恋が5つという意味らしい。

11年/座長

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乃木坂コレドの初演(2004年)から、人材も増え、配役などの選択肢が豊富になり嬉しい。たまに納まらずに食み出てしまい、往生する事もあるが(笑)。

今回の配役の適材適所加減、実は自慢なのである。全役的中させたご贔屓もいらっしゃるのは、そのハマり方が抜群だからと自負している。

さて、この顔触れが喋り出し動き出すのを、ワクワクして待っている。

花組博覧会 終了!

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後片付けまで、すっかり終了いたしました。
初めての試みでしたが、会期中は沢山のお客様にお越しいただきました。
ありがとうございました。
また機会があれば別の作品の上映会も企画いたしますので
お楽しみに♪

来月は『かもめ』でお待ちしております。
今回、梅雨時にも関わらずの晴天続きでしたが、来月はもっと暑くなるはず。
いっそ熱く盛り上がってしまいましょ!
11日(火)、12日(水)、13日(木)がオススメです。
 > チケットのご予約はこちらから


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上演台本/座長

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いよいよ出演座員達に開示。それぞれの「かもめ」が動き出した。間も無く始まる稽古で、どんな「さま」を見せてくれるか?

配役決定!

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あっという間に今年も半分終ってしまいますね!
7月の花組博覧会、8月の『かもめ』、そして12月本公演『毛皮のマリー』と、
下半期は花組祭りですよ~☆

まずは花組HON-YOMI芝居『かもめ』の配役をどうぞ。

アルカージナ=加納幸和
コースチャ=美斉津恵友 
ソーリン=磯村智彦 
ニーナ=二瓶拓也 
シャムラーエフ=秋葉陽司 
ポリーナ=松原綾央 
マーシャ=堀越涼 
トリゴーリン=小林大介 
ドールン=桂憲一 
メドヴェジェンコ=押田健史(研修生)

皆さんの予想、当たってましたか?
チケットはまだまだ、絶賛受付中です!
TEL→03-3709-9430

チケット一般発売開始!

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お待たせいたしました。
『花組博覧会』『かもめ』のチケット一般発売を開始いたしました。

お申込は「券」ページから。
もちろんお電話でも承ります。
 花組芝居:03-3709-9430
『かもめ』は本日13日のみ、16時まで役者連中がお電話受付中!

『かもめ』特別電話予約

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発売当日6月13日(土)の10時~16時のみ、劇団員がお電話にてチケットのご予約を承ります!

◆チケット予約 03-3709-9430

もちろん当HP『券』ページからでもご予約OKです。

11年振りに配役を一新してお贈りするリーディング版『かもめ』。
お楽しみに!!

「かもめ」公演情報

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花組HON-YOMI芝居
『かもめ』
 
※クリックすると大きくなります

◆原作/アントン・チェーホフ
◆訳/神西清
◆構成・演出/加納幸和
◆出演/加納幸和 桂憲一 秋葉陽司 松原綾央 磯村智彦 小林大介 堀越涼 美斉津恵友 二瓶拓也 押田健史(研修生)

◆日程/2015年8月8日(土)~15日(土)
8日(土)14時/18時
9日(日)14時
10日(月)19時
11日(火)19時
12日(水)14時
13日(木)19時
14日(金)19時
15日(土)14時/18時
◆アフターイベント:8日&15日の14時の回以外の公演終演後、
お客様との【プチ交流会】を予定しております。

◆会場/セーヌ・フルリ
◆アクセス
東急田園都市線・大井町線『二子玉川駅』東口(改札を出て右)から徒歩8分

◆チケット
料金/全席自由 2,800円(当日 3,200円)
発売/6月13日(土)~